長文読解が苦手な人へ 

英語学習

~近道はないが、正しく勉強すれば必ずスラスラ読めるになります~

以下の3つで長文がスラスラ読めるようになります

  • 語彙力をつける
  • 文法を理解する
  • 自動化のレベルまで高める

語彙力をつける

単語・熟語を覚えましょう。当たり前ですが、語彙力がないと英文は読めません。

帰国子女など英語の経験が豊富な人は「感覚」で英語を理解することができる人もいます。そうでない一般的な人は、まずは地道に一つずつ英単語を覚えていきましょう。英単語の覚え方は「単語カード」が断然おすすめです。私は今でも単語を覚えるときは「単語カード」を使っています。

「単語カード」がおすすめの理由

・単語帳だと順番で覚えてしまう → 単語帳では覚えていたはずなのに、長文を読んでいる途中に「覚えたはずなのに分からない」が多発する。

→ 単語カードなら順番をシャッフルできる

・単語帳だと効率が悪い → 1ページに知っている単語と知らない単語が混在するため、覚えるのに時間がかかる。

→ 単語カードなら「分からなかった」単語だけの自分専用の単語帳が作れる。

あとは根気

単語の記憶には「頭の良さ」は関係ありません。集中して、根気よく、計画的に覚えるだけです。英語学習の中で一番つまらない部分かもしれませんが、これを乗り越えない限り英語はできるようになりません。みんな敬遠しがちな分、逆にここを頑張れば周りと差をつけることができます。

もう少し詳しく英単語の勉強法について知りたい方は↓の記事も参考にしてください。

5つの方法で英単語マスターになろう!

文法を理解する

単語と同様に大事なのが英文法です。「単語が分かればなんとなく言いたいことが分かるから」「共通テストに文法が出ないから」など、英文法が分からなくてもなんとかなると思っている人や、苦手な人も多いと思いますが、実は英文法を理解すると英語の力は飛躍的に伸びます

英文法はコスパが断然良い

英単語も英文法も英語の学習において同様に大切です。しかし、英文法の方が覚えるべき事項は少なく、中学英文法を正しく理解すれば8割は英文法の学習は終了しています。

大学受験までの英語の勉強に必要な時間を10とすれば、単語が8で文法が2です。もっと言えば、文法は高校文法でほぼ完成ですが、単語の勉強にはほとんど終わりがありません。日本人の我々でも漢字検定準一級はなかなかとれないですよね。

中学レベルを正しく理解すること

ただ覚えれば良い単語と異なり、英文法は「理解」が大事です。ひとたび理解をすれば数学の公式を当てはめるように色々と応用が利きます。

例えば、苦手な人の多い「過去分詞」

過去分詞が最初に出てくるのは「受動態」で〈be動詞+過去分詞〉の形で覚えましたね。次に出てくるのが「現在完了」です。形は〈have+過去分詞〉でしたね。過去分詞の意味はこの「受動」と「完了」の2つだけです。中学で習う「受動態」と「現在完了」をしっかりと理解し、分詞の意味が分かっていれば、後に出てくる「分詞構文」なども決して難しくはないのです。

大切なことは中学レベルの英文法を「正しく理解する」ことです。

自動化のレベルまで高める

語彙と文法はどこでも聞くし、その重要性を分かっている人も多いと思いますが、「自動化」とは何?という人も多いでしょう。

自動化とは

自動化とは簡単に言えば、「無意識に分かる」ということです。

例えば、apple という単語は apple のまま理解できる人も多いのではないでしょうか。同様に This is a pen. この程度の英文であれば一度頭の中で「thisはこれで、isはbe動詞で、a pen はペンのことだから、これはペンです。」といちいち変換せずとも This is a pen. のまま理解できるのではないでしょうか。

これが、自動化です。要するに、「日本語と同じ感覚で反応できるレベルに達する」ということです。

3秒が1時間に!?

大学入試で出てくる長文は一つで1200語ほどあるものもよくあります。仮に、一つの単語の意味を思い出すのに3秒かかったとしたら思い出す時間だけで、3600秒=1時間かかってしまうことになります。(実際は全ての単語に3秒かけて思い出すわけではないので、あくまで”仮”の話です。)

つまり、単語帳を見て、一つの単語を思い出すのに2~3秒かけてしまっているというのは、覚えてはいるが身についてはいない、ということです。とりあえず思い出せれば良しとしている人も多いでしょう。しかし、それでは時間内に長文を読み終えるには不十分なのです。

文法も同様で、He found his son safe. を「彼は息子を安全に見つけた」と思ってしまったら、文脈上齟齬が生じるはずですし、結果的にもう一度読み直さなければならなくなるかもしれません。

*正しくは「彼は息子が安全だと分かった」He found his son safely. であれば、「彼は息子を安全に見つけた」の意味となります。

最後に

「語彙」「文法」「自動化」この3つで長文は劇的に読めるようになります。すべて簡単な道のりではありませんが、ただしく学習すれば驚くほど力が付くので、ぜひ試してみてください。

単語の学習法についてもいろいろと記事を書いているので読んでみてください。

5つの方法で英単語マスターになろう!

【メリット デメリット】 速読英単語 必修編

【メリット デメリット】 ターゲット 1900

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