【おとうさん先生式】 子供がすすんで勉強する方法

子育て

無意識に自分と比べている

息子に勉強を教えていると、「どうしてこんな簡単なことが分からないんだろう」とか、「10分くらい集中して勉強できないのか」とか、ついイライラしたりすることはありませんか?

そう思う人は、無意識に自分とわが子を比べてしまっているのかもしれません。大人にとっては小学生が学ぶことは「こんな簡単なこと」だと思うだろうし、毎日、長時間仕事で集中して作業をしている大人にとっても、「たかだか10分程度集中すること」なんて誰でもできると思うかもしれません。

しかし、子どもは大人とは発達段階が全く異なるのです。

子どもにとっては毎日が新しい学び

彼らは毎日のように新しいことを学びます。例えば、14+5ができれば、14+6もできて当然だと思うかもしれませんが、14+6になれば繰り上がりがあり、彼らにとっては全く新しい概念になるのです。

また、仮に過去に学習したものだとしても、常に新しいことを学んでいる彼らにとって既習内容を全て覚えていることの方がすごいことです。1a(アール)が何平方メートルになるか、即答できる大人も少ないでしょう。

「集中できない」のは「考えようとしている証」

はたから見ていて集中しやすいことの多くは受動的な活動です。例えばテレビやYouTubeを見ることや、考えずに行える作業的なことを行うときです。一方で、創作的な活動を始めるときはなかなか集中できません。学生時代、読書感想文やレポートのようなものを書くとき、書きだすまで時間がかかり、ついスマホをいじったり、マンガを読んだりしてしまう経験もあるのではないでしょうか。

「できなくて当たり前」と考えよう

では、どうすればよいのかというと、「できなくて当たり前」「できたらすごい」と考えるようにしましょう。自分が子供のころは算数は得意だったとか、クラスのともだちはみんなできているとか、お兄ちゃんはできていたとか、このような発想は子どもたちのやる気と自己肯定感を奪うだけなので、絶対にしないようにしましょう。

人はそれぞれ違うので、苦手なことがあれば得意なものもあります。算数は苦手かもしれませんが、社会が好きだったり、走るのが早かったり、友達に優しかったり、ユーモアがあったり、何か他の長所が絶対にあります。そのような長所を見つけ、積極的に伸ばしていきましょう。

「教えないこと」のすすめ

そうはいっても、小学校の勉強くらいはできて欲しいと思う保護者も多いと思うので、勉強の教え方のコツを教えます。

それは、「教えないこと」です。教えようと思うと、つい気持ちが入って先ほどのような感情が生まれ、イライラしてしまいます。教えようとせず、聞かれたら答えるだけでいいのです。

「いや、我が家は勉強について質問なんてしてこない」といった声が聞こえてきそうですが、実は勉強を習慣づける裏技があります。それは、一緒に勉強することです。

一緒に勉強するようになって

我が家では毎朝息子と一緒に勉強をするようにしたところ、下の娘も一緒になって勉強をするようになりました。普段より30分程度早起きするのは辛いですが、その分早く寝れば同じなので、現在は毎朝30分ほど小学生の息子とと、幼稚園児の娘と一緒に勉強をしています。一緒に勉強をしていると、質問があればすぐ聞いてくるし、こちらもすぐに教えることができ一石二鳥です。

やはり、こどもは親の背中を見て育つものです

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