リスニング 【読む力 と 聴く力】

リスニング

間違った方法でリスニングの勉強をいくらしても、いつまで経っても英語を聴けるようになりません。

正しい方法で学習することでリスニングの力は面白いように伸びます。この記事では正しい方法を解説します。

読む力 と 聴く力

リスニングの力を伸ばすためには、聴く力と読む力の両方が必要となります。いくら英語の耳がよく、英語で言っている内容を全て聞き取れたとしても、読む力がなければ理解できません。

例えば、我々日本人でも、法律の専門用語で話されたら、言っている言葉は聞き取ることはできますが、法律の知識がなければその内容を理解することができませんよね。

これが、リスニングにおいて読む力が重要な理由です。

一方で、読む力があったとしても、話された内容を正しく聞き取ることができなければ、理解することはできません。

例えば、「アニョン」(音声はこちら)と聞いてonionとすぐに理解できない人も多いと思います。日本人は玉ねぎのことを「オニオン」と言っているため、それがバイアスとなって聞き取ることを一層難しくしています。

このように、英語の音を正しく認識できる聴く力も読む力同様に重要なのです。

大事なことは、この読む力と聴く力がそれぞれ重要だということです。この双方をバランスよく鍛えることがリスニング力を効率よく高める方法です。

読む力 の高め方

これはいわゆる読解力になります。読解力を高めるには文法・単語の力・そして自動化が肝となります。文法や単語の重要性については言うまでもないので、ここでは割愛しますが、特にリスニングに関しては自動化という力が重要です。

自動化とは簡単に言えば、「無意識に分かる」ということです。

例えば、apple という単語は apple のまま理解できる人も多いのではないでしょうか。同様に This is a pen 程度の英文であればそのまま理解できるでしょう。いちいち頭の中で「thisはこれで、isはbe動詞で、a pen はペンのことだから、これはペンです。」なんてことはする必要ありませんよね。

これが、自動化です。要するに、「英語を英語のまま理解する」ということです。

自動化は単語レベルの自動化から文レベルの自動化まであるので、それぞれの習熟度を上げ、「英語を英語のまま理解する」ことができる単語・英文のレベルを上げていきましょう。

この反応速度がリスニングで話される速度と同じかそれよりも早ければ、読む力としては十分です。

また、リスニングの訓練をすることで、この自動化の習熟度をあげることにもつながるので、リスニングにより読解のスピードを上げることにも役に立ちます。

聴く力 の高め方

単語レベルで正しい発音を習得する

当たり前ですが、Wednesday を「ウエッドネスデイ」と覚えていては正しく聞けるはずもありません。英単語を一つずつ正しく覚えることが最重要です。

また、日本人の苦手な L と R の発音なども、繰り返し聞き、正しい舌や口の使い方で練習し、自分で発音できるようになれば、自ずと正しく聞き取ることができるようになります。

聴くだけではなく、一つ一つの単語を正しく発音する練習をしましょう。

正しい発音を学ぶのにおすすめなのは以下の本です。私はこの本で発音の練習をしました。イラストや動画も見ることができるので、これ1冊でネイティブの発音に近づくことができます。

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発音のルールを身につける

一つ一つの単語は正しく理解しているはずなのに、文になると途端に聴こえなくなってしまう人もいると思います。それは、単語レベルでの発音のルールや、音と音の連結や脱落といった、連続した時の発音のルールを知らないからです。

例えば、「体育館」を発音するとき、「たいくかん」ではなく、「たいくかん」と普通言うと思います。このように、辞書に載っている正しい発音と、実際の会話では異なって話されることがあります。これも単語レベルから文レベルまでルールが存在します。

おすすめは以下の書籍ですが、残念ながら現在中古の取り扱いしかありません。Amazonの評価も非常に高く、私自身も愛用していた書籍なだけに残念ですが、まだ中古での取り扱いはあるようですので、ぜひ使ってみてください。

多聴をする

多聴とはその名の通り、多く聴くことです。ここで重要なのは、比較的易しいレベルの英文をたくさん聴くことです。

また、あまりにゆっくりでは意味がないので、それなりに速いスピードのものを繰り返し聴きましょう。力のつく学習方法は以下の通りです。

1 聞いて内容を把握する(一度で理解できなければ数回聞きましょう)

2 内容を理解した上で正しい発音で音読する(必要に応じて音声を確認しましょう)

3 英文を見ながら音声と一緒に音読する(なるべく内容を理解しながら)

4 シャドーイングをする(英文を見ずに音声に遅れて音読することです)

多聴におすすめなのが究極の英語リスニングシリーズです。レベル別になっていますが、難易度の低いものを大量に聴くことが重要なので、まずはvol.1から始めてみましょう。音声のスピードが最初は遅いのですが、徐々に速くなっていきます。内容も比較的興味深いものが多いので、継続しやすいと思います。

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以上でリスニングの正しい勉強法についての解説は終わりです。繰り返しますが、正しい方法で学習をすればリスニングの力は確実に高まります。参考にしていただけたら嬉しいです。

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