英単語の暗記は誰もが苦労する悩みの種でもあります。しかし、以下の方法を使えば簡単にかつ膨大な量の英単語をすばやく覚えることが可能になります。実際に私も2800語を2週間ですべて覚えることに成功しました。単語ができれば英語の学習は一気に楽に、そして楽しくなります。ぜひ実践してみてください。
単語が面白いように覚えられる方法
- 忘却曲線
- 単語カード
- 自動化
- 三感を使う
- 接頭語・接尾語
忘却曲線
「忘却曲線」とは、簡単に言えば「覚えたものは時間が経つにつれて忘れていく」という当たり前のことです。効率的に記憶に定着させるためには科学的に復習をする必要があるのです。
私のお勧めは「一時間」「一日」「一週間」「一か月」です。
このタイミングで覚え直しをすると、長期記憶となり、よほど時間が経たない限り忘れません。
計画的に記憶を繰り返すことで結果的には少ない時間で記憶に定着します。どうせ勉強するならなるべく少ない時間でモノにしましょう。記憶力には頭の良さは関係ありません。
自動化
自動化とは
簡単に言えば「無意識に単語が分かる」レベルまで達することです。
例えば、water であれば、いちいち頭の中で「水」に変換しなくとも water のまま理解できる人も多いのではないでしょうか。
例えば jubilant という難しい単語。これは「(成功などで)歓喜に満ちた」という意味です。この単語を始めて覚えるときは、おそらく、「jubilant の意味は、えーと、喜んだ?」のように、意味を思い出せたとしても、それまでに数秒のラグがあると思います。それを先ほどの water のレベルまで反応速度を高めていくことが大切です。
自動化するには
単語を覚える際に、1秒以上思い出すのに時間がかかってしまったら覚えていない判定にしましょう。実際に、長文読解をする際にはその1秒が積み重なり、かなりの時間になってしまいます。
後述する単語カードを使い、繰り返し繰り返し厳しい判定で覚えていき、長文読解で幾度とその単語に出会うことで自動化のレベルに到達します。
単語カード
単語帳を使って暗記を繰り返していると徐々にその順番で覚えてしまいませんか?単語帳によっては意味順になっていたりして、いっそうその傾向があります。きちんと単語を覚えているのか、順番で覚えてしまっているのか区別がつきづらいのです。
単語カードの使い方
- 単語帳で知らない単語が出るたびにその英単語をカードに書き、裏面にはその意味を書く。
- 英語を見て意味を頭の中で思い浮かべ、合っていれば束から外す。
- 分からなった英単語の束と、分かった単語の束を分ける
- 「忘却曲線」のルールに則り、分からなかった束は翌日、分かった束は翌週に復習をします。
以上です。ちなみに、私は漢字も苦手だったので、単語カードの意味を書くときに丁寧に漢字を使って書き、英単語と漢字を一緒に覚えていました。
単語カードのメリット
- シャッフルできるので順番で覚えない
- 覚えた単語は外していき、知らない単語だけの自分オリジナルの単語帳を作れる
「忘却曲線」×「自動化」×「単語カード」で単語学習はほとんど完璧です。
三感を使う
五感を使って、と言いたいところですが、嗅覚と味覚は使えないので、視覚・聴覚・触覚を駆使して単語を覚えましょう。
「目で見る」だけでなく、「手を動かして書く」「音声を聴く」そして、「声に出して発音する」ことによって深く記憶に定着します。また、正しい音声を聴き、声に出して発音することで、正しく発音できるようになり、リスニングにおいても聞き取る力が格段とアップします。
単語カードをじっと見つめるだけの勉強はやめましょう。
接頭語・接尾語
「語幹」と呼ばれる単語の中心をなす部分の前につく語が「接頭語」そして後ろにつく語が「接尾語」です。
例えば、enclose は en(~にする)と close(閉める)という言葉の組み合わせで「(土地など)を囲む」という意味で、disclose は dis(~をやめる)と close の組み合わせで「~を明らかにする」という意味になります。
このように「接頭語・接尾語」を知っていると初見の単語も覚えやすかったり、推測しやすかったりします。
単語の勉強はスポーツで例えれば、筋トレや走り込みのような、地味でほとんどの人が好きではないが、すべての基礎をなす一番重要な部分です。そして、重要な分、そこに割く時間も多くなります。ここを効率的に少ない時間でマスターすることで、一気に他と差をつけることができるのです。ぜひ、頑張ってください。
単語の学習法についてもいろいろと記事を書いているので読んでみてください。
【使い方】文で覚える単熟語 準一級 【こんな人は絶対おすすめ】
長文読解が苦手な人は下の記事も読んでみてください。
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